【日常生活我思フ】

『僕は言い訳の勉強なんかしてませんから』

以前、後輩の失敗を咎めた時に彼はこう言った。

……
そもそも言い訳ってなんだろう。
なんだかとっても悪足掻きじみた響きのある言葉だけど。

辞書によると自分の行動を正当化するための説明で 弁解。

つまりは多かれ少なかれ『僕は悪くないんだ!』という事をアピールする… と言う事。
『すいません。でも、これこれこう言う事情があったんですよ』
うん。普段自分が使ってるそのまんまだ。

という事は。
言い訳をしないという事は 全面的に己の非を認めている、という事になる。


で、文頭の後輩の話に戻る。
『言い訳の仕方など学んでいない』
そう僕に言った彼は 言い訳をしなかったのか?
全面的に己の非を認めていたのか?
別にそういう訳ではない。
むしろ自分に非が無いことを実にウダウダと言い訳をしてた。
むしろ軽く開き直ってたと言ってもいい。

……
言い訳なんか聞きたくない、というのは なんだかよく聞く言葉だけど。
正直、言い訳してほしい。なんでそうなったのか説明して欲しい。
事情がわからないと失敗を責めるだけで終わってしまうし、
開き直られてしまったら、注意する事自体が無意味になる。