ゲーム

いやはや、こんなに食い入るようにノベルゲーやるのも久しぶり。うん。
つーか、これ積んでOG2の2週目をやってたのが 勿体無いと思える程度に楽しい。
OG2が決してつまらない訳じゃないんだけどね。

まだ、プロローグらしい鬼隠し編しか終わってないのだけど。

なんか むちむちしてる可愛いイラスト、前半のほのぼのシーン。
ギャルゲーのようで油断していると 突然かなり大きな衝撃を受けるハメになる。

なつかしの『慟哭そして……*1』と同じ感覚である。
もっとも向こうはがんばれば惨劇を回避できるが。

前半のギャルゲ的日常生活シーンを長々と読んでいき、
登場人物の性格がある程度掴めて そこそこ愛着が生まれた所でシナリオが本筋に入る訳で。
その落差の破壊力が凄まじい。
前半甘甘な学園生活が一変、後半は狂気じみた展開を見せる。
前評判はある程度知っていたけれど、こういうものとは。

後半では前半友人だったハズのキャラが登場するたびに……
『うあ… 俺、死ぬかッ? ここで死ぬかッ!?』とか思ってたものです。マヂで。

そして、終焉。選択肢の無いのだから行き着く結末はひとつ。
推理系ノベルゲームであるけれど主人公はいわゆる探偵役ではなく、
真相に近づきつつも殺されてしまう最後の方の被害者、そんな感じだった。
シナリオ終了とともに残されるのは 主人公が見てきた惨劇の謎と
途中で断片的に挿入された情報シーン(こっちはオマケでいつでも見れる)。
そこからプレイヤーが考えをめぐらせて、まだ正式な解答の示されていない真相を推理する、と。
ゲーム性的には読み終わってからが本番て感じである。

正直、選択肢の無いノベルゲーってどうよ? とか思ったものですが……
いや、ごめんなさい。マヂでわくわくどきどきいたしました。
某キャラが豹変した時など 相当ビビリました。そりゃ零やってる時並に。
食い入るように読んでました。ボキャ貧なのでうまく書けないのですが本当におもしろいです、これ。
WEBで検索してみると、多くの人達が自分の推理を書いていて それを見てみるのがまた楽しく。
しばらく これで楽しめそうです。ウフフフ(ぉぃ

現在、後編が徐々に発表されている様子。
その中で気になるのは考察しがいのある真相よりも……
『この物語にハッピーエンド的な結末は存在するのか』
だったりする。あるといいなぁ。

*1:セがサターン用ソフト。正体不明の殺人者が徘徊している洋館から数々の罠etcを打破し脱出する事を目指す。ヒロイン達を罠から救出できないとかなり容赦ない方法で殺害される。ちなみにキャラデザは横田守