ここ最近、見た目チョットだけ虫歯だった歯に激痛が走り始め、
ついにとてもじゃないが寝てられない状況に。

睡眠時間およそ三時間という状況で祝日でも診察をやってる歯医者さんを探してまわる。
痛さがどうにもならないので、家の薬箱を漁り、そこから出てきたバファリンをダメもとで飲んでみる。

しばらくすると大分マシになる。あまりの効き目に正直ビビる。
睡眠不足と痛みのあまりに荒んでた心にちょっとした感動が巻き起こる。

バファリンすげー。伊達に半分優しさで出来てない。
小さな錠剤の半分の優しさで世界中の人間がちょっと優しくなったら地球ぐらい救えるに違いない。

話を戻す。
ネットやらタウンページやらで調べる事約一時間、ようやく発見。
その日のうちに診察してもらえる事に。

歯医者「あー、神経までいっちゃってますねー。神経抜きますねー」

レントゲン写真を見てみれば、その歯の中には大空洞が。
どうやらちょっとだけ虫歯になっていたように見えて、そこから中身が壊滅的にやられたらしい。

そりゃイタい。というか、こうなるまで気付かなかった自分がアホだ。

かつて学生時代に病み上がりで朝食を抜いてブッ倒れ顔面強打し、前歯を半分に折り、
神経剥き出しになった挙句、放置して炎症。前歯の神経を抜くことになり、
それ以来の歯の神経抜きである。

麻酔がかかってて、ちゃんと目隠ししてもらえるとはいえ、
あの口の中の、若干の痛みを伴ってナンか突っつき引っ張り出すみたいな感触は、
思い出すと今でも背筋が寒くなり、泣きそうな訳で。
今まで二十余年生きてきて、最も恐ろしかった経験のひとつである。
「ああ、こういうのトラウマって言うのだなー」と実感したのだが。

まさか、もう一度経験する羽目になるとは。流石に予想してなかった。

前回抜いた時は食事が楽しみである僕が飯も喉を通らない程にズキズキと痛みが続いたのだが、
今回はそれほどでもなく、抜いた日の内は痛み止めが必要な程であったが、
今はそれほど気にならなくなっている。

しばらく歯医者に通う事になった訳だが、ついでなので悪いところを全部治してもらうつもりでいる。
流石に人生三度目は遠慮したい。


という訳で皆様、虫歯には御用心を。楽観してると泣きます。マヂで。